アナログ出力 2線式4-20mA
集中管理や現場にて流量確認が困難な配管ラインなどはアナログ出力が可能です。
デジタルパネルメータ等を受信側に設置することで集中管理やその他用途に拡張することも可能です。
本質安全防爆構造
指定のバリアリレーとの組み合わせにより本質安全防爆に対応することができます。
流れ方向の選択が自由！
流量計は流量検知方式により取付条件が必要な場合があります。フロート式面積式流量計は設置方向が限られますが、フラッパー式面積流量計は全ての流れ方向に対応が可能です。
| フラッパー式 | フロート形 |
|---|---|
| バネの応力を利用し流量を計測します。指定の流れ方向で流量試験を行うことで自重影響を含めた流量を検知することが出来るためどの流れ方向にも対応が可能です | 100%自重を利用し流量を計測します。フロートに自重以外の力を受けない事が原則になるため、垂直な下→上の配管に取り付ける必要があります。 |
内部清掃が簡単に！
面積式流量計は流体の力を利用して流量を検知するため必ず可動部があります。現場指示計は工業用水を利用した汚れを含んだ流体に使用されることが多い為、流量計の可動部の清掃が必須となります。
フラプター流量計は配管から外すことなく清掃口から簡単に清掃が行えます。部品点数も少なく誰でもメンテナンスをすることが可能です 。特に100A以上の大口径のご利用をお考えの方は現場でのメリットを実感する事が出来ます。
不透明な流体でも指示が読める！
本体と指示部がマグネットカップリングにより完全に別構造になっているため、流体が汚れていても指示計には影響がありません。
直管長が不要！
面積式流量計は流体が通過する隙間面積の変化を流量表示しているため、配管に流れる流体形状の変化に対する影響が少ないので基本的に直管長は必要ありません。流量調整バルブ等の積極的に乱流を起こすような機器は流量計の出口側に設置していください、指針の安定につながります。
様々な流体に対応！
機械的にフラッパーを動作させるので、液体、気体問わず計測可能です。腐食性流体については接液部の腐食性に耐えられるものであれば製作可能です。フラプター流量計ではSUS304、 SS400、PVC オプションでSUS316まで取り揃えています。
低圧設計
設計圧力も少なく設計可能です。フロート式流量計は動作時の浮上と自重による沈み込みが小さくなり安定するバランスが取れた位置が流量指示値となります。低圧時はこのバランスが取れず浮上と沈み込みが繰り返してしまいます（ハンチング現象）。このため設計圧力は動作差圧の5～10倍程度必要になる事があります。フラッパー式はスプリングのバネ力がありますので戻りの力を吸収し安定して計測することが出来ますのでハンチングの影響も少なく、低圧力での設計可能です。
壊れにくい！
検出部は金属製で部品点数の少ないメカニカルな構造です。流量計検知で電子機器を必要としないため、きちんとメンテナンスを行えば長い間使用することが出来ます。スプリングのへたりを心配されるお客様いらっしゃいますが、最大流量を超えて流しても弾性限界を超えない設計になっていますので、正しく使用して頂ければバネのへたりによる精度誤差も微々たるものです。
標準仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発信器付指示計 | 現場指示計 |
| 口径 | 15A |
| 接続方法 | Rc1/2 又は15A JIS10KFF |
| 最高使用圧力 | ねじ込み形 2MPa (気体1MPa) ※JIS10K 1.4MPa |
| 精度 | ±3％F.S. |
| レンジアビリティ | 10：2 (一部例外有り) |
| 使用流体温度 | −20～+65℃ (周囲温度は25℃とする) |
| 目盛数値区分 | 「目盛選定表」より選択 |
| 取付姿勢 | 「左→右」「右→左」「下→上」「上→下」より選択 |
| 外装 | 本体：SUS地肌 ケース部：黒半ツヤ |
| 接液部材質 | 本体：SUS304 Oリング：NBR |
| 質量 | ねじ込み形：4.2kg フランジ形：5.6kg |
オプション
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 接液部材料 | 本体：SUS316 Oリング：EPDM・FKM PTFE |
| 高温用 | 110°C（周囲温度は25°Cとする） |
| 口径 | 20A 25A |
| フランジ規格 | JPI：150Lb-RF 最高使用圧力：1.4MPa ANSI：150Lb-RF JIS：20K-FF 最高使用圧力：2MPa JPI：300Lb-RF ANSI： 300Lb-RF |
流れ方向と姿勢（ご注文時にご指定ください）
使用流体例
- 液体：各種の水、薬液、オイル等
- 気体： 空気、蒸気、その他気体
- ※流体との接液（ガス）材質の適合性のご判断はお客様責任にてお願いしております
口径別による外観イメージ
